SDGsが2015年に国際サミットで採択されてから8年。
将来世代や地球そのものの「持続可能な世界」を実現するため。17の具体的な目標をかかげ様々な取り組みが、世界各国で、企業でなされています。

ただ世界が、周りの環境が、それをしてくれるのを待つだけではなく、私たち飲食店や、さらに個人でも出来ることとは何か。
「持続可能」
私たち飲食店にとってこの3年間は特に、どのようにそうなっていく事が出来るかを考えさせられました。

そんな中2020年から毎年、札幌市内にある大学の外部講師を、オーナー村田と私ソムリエール坂田の2人で務めさせていただいており、今年で4年目となります。
テーマは「地域社会・飲食業界が持続可能なになるために」
オーナーからは経営者として、私からは家庭を持つ女性店長として。
どのように「会社」や「自分自身が」、「地域社会」や「お客さま」と関わりながら、「持続可能」となっていくよう日々仕事の中で取り組んできたことを、常春オープンからペアリング専門レストランとなるまでの経緯を含め、お話しさせていただきました。

2020年のコロナ禍から、原料価格やエネルギー資源の高騰など、人の動きは活発化しているものの、まだまだ飲食店では厳しい状況が続いています。
そして、コロナ禍で加速してしまった、飲食店の人材不足。(もちろん飲食業界だけでなく、色んな業種がそうかと思いますが)
飲食店が、北海道が、日本が、世界が持続可能になるように。
私たちが出来ることを、一つ一つ積み重ねていくしかないのだなと、実感しています。

今回も多くの生徒さんからのレポートや感想・質問から、学生の方々のアフターコロナでの飲食店での取り組みへの関心の高さと、これから自身が社会へ出てゆく前段階としての心構えをうかがい知る事が出来ました。

この3年間で学んだことを糧として。

どうしたらお客さまに喜んでいただけるかを1番に考えて、日々努めていこうと改めて心に刻みました。

今後とも、常春をどうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年6月16日のSNSより