5月も中旬。心地よい暖かな日々が続いています。GWも明けお店も気持ちも少し落ち着いた先日の月曜日に、今度は東の方へ行ってきました。

 日帰りで行けるギリギリの距離と思われる、新得。
 2年前に新設されたばかりの「広内エゾリスの谷チーズ社」さんへ。
 代表・チーズ職人の寺尾智也さんは共働学舎さんから独立された方で、スイス、イタリアと国境を接したアルプス山脈の麓・フランスのサヴォワ地方で修行されていたとのこと。

 「日本でも、もっと日常にチーズを」そんな想いを込めて、本格的でありながら日本の食卓に寄り添うチーズ作りをされています。地域との横のつながりもとても大切にされていて、同地区の信頼関係で繋がっている放牧農家さんの新鮮なミルクを使用。帯広の老舗パン屋さんと酪農家さんとの共同開発のチーズを作ったりと、精力的に活動していらっしゃいます。

 小さな工房で大切に作られた白カビチーズは、外皮と中の部分が一体感のあるクリーミーな口溶けに、寺尾さんの人柄を表すような優しい味わい。
 そのままでもとても美味しいですが、北海道産の美味しい蜂蜜をかけたり、道産小麦を使った香ばしい味わいのパンに塗ったりと、道産食材とのペアリングも色々と想像が膨らみます。

 ワイン、お野菜、お肉、乳製品...。常春は、たくさんの素晴らしい生産者さんにこれからも逢いに行って、来てくださるお客さまにその想いを伝えて行けたら、そう思っています。

 皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

 ~追伸~
 下のは寺尾さんはじめチームヤムヤムが制作した十勝チーズマップ。双六式の可愛らしいイラストに、十勝のチーズ工房がズラリ!常春に置かせていただいてますので、ご来店の際にはぜひお持ち帰りください。