4月。
草木が一斉に芽吹きはじめた北海道。
春一番に咲くクロッカスは、もう皆さんご覧になりましたか。

季節が刻々と移り変わるこの時期。
植物も動物も全ての力が漲るようです。
もちろん海の中も例外ではありません。

1年のほんの1〜2カ月の間に獲れる産卵期のずわい蟹・「勢子蟹(セコガニ )」。
それを柔らかな新芽を伸ばしたばかりの芹と和えた、とある日の前菜です。

「噴火湾産 勢子蟹と芹のマリナート甘海老のジュレを添えて」
たまごを抱えた蟹の優しい甘みと、海老の旨み、そして芹のほろ苦さ。

合わせたワインはフランス北部・ロワール地方の、オリとともに4〜5年熟成させた深みあるミュスカデを。
ハーブのような爽やかさとジューシーな厚みを併せ持つ白ワインは、お料理にそっと寄り添う名脇役。

お料理もワインも、季節に合わせて刻々と変わっていきます。
いつでもその季節、その瞬間の「美味しい!」をご用意して。

皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

※2023年4月7日 SNSの投稿より